コンビニでクレジットカードは使える?メリットと注意点を解説
掲載日:2019年12月11日
更新日:2024年7月6日
コンビニエンスストアは、現代の生活に欠かせない存在です。誰もが便利に使えるように決済手段も充実しており、現金やコンビニチェーンのプリペイドカードはもちろん、クレジットカードでの支払いも可能なところがほとんどです。しかし、すべてのコンビニチェーンで、同じ決済手段を利用できるわけではありません。
ここでは、コンビニ各社でのクレジットカード利用状況とコンビニで行うクレジットカード払いのメリットや注意点の他、お得なカードの選び方についてをご紹介いたします。
コンビニでクレジットカードを使うには?
日常のお買物をクレジットカード払いにしていても、「コンビニではクレジットカードを使ったことがない」という方は、意外と多いかもしれません。コンビニでクレジットカードを使うときの基本的なポイントを押さえておきましょう。
主なコンビニチェーンで使用可能
コンビニでは基本的に、クレジットカードによる支払いができます。個人商店や一部のローカルチェーンを除いたコンビニでは、クレジットカード決済が可能となっているところが大半です。特に、大手コンビニでは、地域を問わず全店舗でクレジットカード決済に対応しています。
少額のカード決済もOK
コンビニでのお買物は、数百円程度の少額であることが多いものです。「あまり少額だとクレジットカードは使えない?」「支払い額が少ないとクレジットカードを使うのをためらってしまう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、どれほど少額のお買物でも、クレジットカードで支払いをすることは可能です。クレジットカードには「いくら以上から使用できる」といったルールはありません。
サインレスで暗証番号も不要
コンビニでクレジットカードを使う場合、基本的には、サインの記入や暗証番号の入力は不要です。レジが混雑しているときや、急いでお買物を済ませたいときなどにも、サインレスで支払いをすることができます。
但し、会計が高額になった場合などは、サインや暗証番号が必要です。例えば、セブン-イレブンでは10,001円以上、ローソン、ファミリーマートでは10,000円以上の支払いになると、サインの記入か暗証番号の入力を求められます。(2022年3月現在)
コンビニでクレジットカード払いをするメリット
コンビニでのクレジットカード払いには、多くのメリットがあります。具体的には以下のようなものが挙げられます。
ポイントが還元される
コンビニでクレジットカードを使うと、利用金額に応じてカードのポイントが貯まります。コンビニは日常的に利用する場所なので、たとえ1回あたりの支払いは少額でも、ポイントを着実に貯めていくことができるのです。
例えば、三越伊勢丹グループのカード会社、エムアイカードが発行する「エムアイカード」の場合、お買物のたびに支払い額の0.5%(ゴールドカードの場合は1%)のエムアイポイントが貯まります。貯まったポイントは、三越伊勢丹グループの百貨店・オンラインストアで利用できる他、JALやANAのマイルなど、提携サービスのポイントにも交換できます。
支払いがスピーディー
クレジットカード払いなら、レジの前で財布から小銭を探したり、お釣りを受け取ったりする必要がありません。決済金額が大きくなければサインや暗証番号も不要なので、現金払いに比べて支払いが格段にスピーディーです。
最近では、混雑緩和などのためにセルフレジを導入する店舗も増えています。コンビニのセルフレジの中には現金が使えないタイプもありますので、クレジットカードがあれば、有人レジに並ぶことなくスムーズにお会計ができます。
支払い履歴がわかるので家計管理がしやすい
クレジットカードは支払いの記録を利用明細で確認できるので、支出額の把握がしやすくなります。
コンビニについ立ち寄って、ちょこちょこお買物をしてしまい、後で財布の残額を見て「いつ何を買ったか覚えていない」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
クレジットカード払いであれば、利用履歴が残るので、どこでいくら使ったのかも一目瞭然です。定期的に支出をチェックすれば、無駄遣いの抑制にもつながるでしょう。
現金を手にしないので衛生的
不特定多数の人がふれる現金は、衛生的とはいえません。クレジットカード決済は、カードの受け渡しのみで、現金でのやりとりをする必要がないため、衛生面から見てもメリットが大きいといえるでしょう。
コンビニでクレジットカードを使う際の注意点
コンビニでの決済をクレジットカードで行う際には、いくつか注意したい点があります。支払いのときに慌てることのないように、確認しておきましょう。
自分で決済処理をする場合と店員にカードを渡す場合がある
一般的に、コンビニでクレジットカードを使う際は、レジ横に設置されている専用端末機にクレジットカードを挿入すると、決済が完了します。決済端末への挿入は、自分自身で行うケースと、店員にカードを渡して決済処理をしてもらうケースがあります。
また、カードを差し込むのではなく、スライドやタッチするタイプもあります。店員にカードを預けた場合は、決済後にレシートとともに返却されるので、忘れずに受け取りましょう。
クレジットカードが利用できない場合もある
コンビニが扱うサービスの中には、決済にクレジットカードが使えないケースもあります。クレジットカード払いができないものは、主に「換金できる物の購入」と「ほかの機関の支払い代行」です。
例えば、次のような場合はクレジットカード決済ができないので、ご注意ください。
<クレジットカード決済ができないもの>
・公共料金の支払い
・払込票で行う各種料金の支払い
・切手、はがき、収入印紙の購入
・各種プリペイドカード、ギフトカードの購入
・自治体のゴミ処理券の購入
・コピー、FAX、写真プリントの代金
支払い回数は基本1回払いで、分割払いはできない
コンビニでのクレジットカード決済をする際、支払い回数は基本的に1回払いのみとなります。分割払いやリボ払い、ボーナス一括払いなどはできません。
但し、エムアイカードの場合、支払い時は1回払いを選んだうえで、「あとから分割・リボ」をご利用いただくと、「2~36回の分割払い」または「リボルビング払い」へのご変更が可能です。
※「分割払い(3~36回)」「リボ(リボルビング)払い」には所定の手数料がかかります。
コンビニでお得にクレジットカードを使う方法
コンビニでの支払いにクレジットカードを利用すると、いつものお買物をするだけで、さまざまなメリットがあります。さらにお得にクレジットカードを使うには、どのような方法があるのか見ていきましょう。
ポイントが貯まりやすいクレジットカードを選ぶ
効率良くポイントを貯めたいなら、ポイント還元率の高いクレジットカードを選びましょう。1回の利用額は少なくても、積み重なればかなり大きな金額になるでしょう。
例えば、週4回のペースでコンビニに行き、1回500円のお買物をしたとすると、1カ月で約8,000円、1年間では約10万円という計算になります。この金額をすべてクレジットカードで支払った場合、ポイント還元率が1%なら1年で約1,000円分のポイントが貯まることになります。
スマホ決済にするとさらにお得に活用できる
スマホ決済にクレジットカードを登録しておけば、手軽にポイントを貯めたり、使ったりすることができます。また、スマホ決済とクレジットカードには、独自のポイントプログラムがそれぞれあるというケースも。その場合は、スマホ決済とクレジットカード両方のポイント還元を受けられる、「二重取り」ができる可能性もあるのです。さらに、コンビニ各社では、スマホ決済利用者に向けたお得なキャンペーンを行っていることもあります。
スマートフォンのiPhoneを利用した、Apple Payや、Android スマートフォンで利用できる Google Pay™ などの決済サービスの利用も便利です。
おすすめコラム
※Apple Payに対応しているデバイスについてはsupport.apple.com/ja-jp/102896をご覧ください。
※Apple Pay、iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※ Google Pay 、 Android はGoogle LLC の商標です。
※「QUICPay」は株式会社ジェーシービーの登録商標です。
クレジットカード払いは、店と消費者双方にメリットがある
コンビニでのクレジットカード利用は、現金払いよりも処理に時間がかかると思う方もいるかもしれませんが、実際はスピーディーに会計を済ますことができます。また、利用金額に応じてポイントが貯まるので、現金払いに比べてお得にお買物ができます。
お店側からしても、混雑時に早く会計できることはありがたく、双方にメリットがあります。コンビニでも、ほかの店舗でお買物をするときと同様に、クレジットカード払いを活用してみてください。