カードの未来を、
攻めながら守る。

セキュリティ
エムアイカード

その手で、こぎだせ。

奈良 浩人
カード業務部 信用グループ
信用管理担当
2002年入社 
守屋 貴司
カード業務部 信用グループ
信用管理担当
2016年入社

ここ数年、クレジットカードの不正利用件数が増大している。とくに、インターネット上での取引が狙われるケースが多く、カード業界全体でも対策の強化に努めている。エムアイカードでも、会員の安全とカードの未来を守るため、2018年4月に「3Dセキュア」と呼ばれるソフトウェアの導入を決定、翌年4月に運用をスタートした。今回は、このセキュリティ強化のプロジェクトに携わった信用グループの奈良浩人と守屋貴司の二人、当時の様子やセキュリティの進化に対するそれぞれの思いを語り合ってもらった。
※3Dセキュア:クレジットカードによるネットショッピングの決済時に利用される本人認証サービス

経験豊富なベテランと、入社3年目の若手社員。

まず、二人の入社から本プロジェクトに携わるまでの経歴は?

奈良 私は2002年入社ですが、当時からこの会社には若手に活躍の場を与えてくれる風土があり、就職先として魅力を感じていました。入社後は与信管理からカード企画、信用管理、人事など、さまざまな部署を経験し、今回のプロジェクトがスタートした2018年4月に再び、信用管理担当の副担当長として戻ってきました。
守屋 入社は2016年です。最初はカード営業部に配属され、キャンペーンの企画や新サービスの立ち上げなどを担当しました。この部署に移ってきたのは、プロジェクト中盤の2018年10月。営業という攻めの部門から、信用管理という守りの要となる部門にいきなり移るかたちとなりました。

セキュリティの進化に、全社を挙げて取り組む。

本プロジェクトの目的とお二人の役割を教えてください。

奈良 今回のプロジェクトは、昨今のカード不正利用の増加に伴い、当社でもより一層のセキュリティ強化に向けた対策を行うため、システム改修を行うというもの。「3Dセキュア」の導入自体はカード業界の中では後発となるのですが、その分、同業他社の情報を活用し、一歩進んだ対策を目指しました。
守屋 今回は、経営企画部やシステム部、営業推進部など、さまざまな部署からメンバーが集まったプロジェクトです。その中で、私たち信用管理担当はオーナー部門として、全体の進捗確認や意思決定、実際の運用開始に向けたテスト、社内や委託先との調整業務、会員へのリリースに向けた告知管理など、幅広い役割を担いました。

短期間での挑戦。まったく新しいことへの挑戦。

このプロジェクトにおいて、とくに苦労した点や、やりがいを感じた点は?

守屋 私はまず、セキュリティ用語や「3Dセキュア」の仕様を理解するのが大変でした。異動直後に早速、シンガポールに本社を置く国際ブランドとのテレビ会議に参加することになり、内容を理解するのも一苦労。わからないことはとにかく周囲の人たちに教えを請い、学びながらプロジェクトを遂行していきました。
奈良 システムリリースまでの時間がない中、計画的に物事を検討し、進めていかなければならなかった点です。とくに、新たなソリューションを導入するかどうかの決断は、導入実績がある同業他社の意見なども聞きながら、判断の材料を集めていきました。セキュリティ業務に関しては、同業であっても情報を細かく共有し合い、業界全体でカード不正利用の対策を行っています。後発ではありますが、当社がどんなセキュリティ対策を行うか、業界から注目されていた点はやりがいにつながりました。

任せる、任されることで、ともに成長できる。

プロジェクトを通じて、印象に残っている出来事はありますか?

守屋 プロジェクトの後半、国際ブランドとのデータ連携でエラーが発生し想定通りに進まなかったときは焦りましたね。当社のシステム部とも連携を図りながら、何度もスケジュールを調整し、乗り越えたことは特に印象に残っています。
奈良 私は守屋たちがデータのやりとりに苦労しているのを知っていましたが、常に状況を確認し把握しながらなるべく彼ら自身が自分で考え、動きやすくなるよう接することを心がけていました。年次に関係なく、一度お願いした仕事は“任せる”というスタンスを大切にしているからです。「自分に任されているんだ」と感じられてこそ、モチベーションも上がり、仕事のパフォーマンスも上がると思っています。
守屋 そうですね。若手でも仕事を任せてもらえる環境は自分の成長につながっていると感じています。

新たな武器も手に入れ、より安心、便利なカードへ。

この「3Dセキュア」の導入によって、エムアイカードのセキュリティはどのように進化したのですか?

奈良 まず、業界水準のセキュリティをしっかり実装できたことで、今まで以上に安心してカードをお使いいただける状況になったと思います。また、3Dセキュアに対応したカードしか利用できない加盟店もあり、お客さまの利便性の向上という面でも貢献できたと思います。
守屋 それから今回、3Dセキュア以外に、リスクベース認証という、新ソリュ―ションを導入したことで、これまで以上にカード利用に関するさまざまなデータを収集し、セキュリティ対策を行えるようになりました。つまり、不正利用からお客さまを守るための新たな武器を手に入れたと言えるでしょう。あとは、この武器を従来の不正検知システムと組み合わせ、どう活用し、いかにセキュリティを高めていけるか。今後は、この武器を操る私たち信用管理担当のスキルアップが求められると思います。

業界内での評価を高めていきたい。

では、最後にお二人の今後の目標を教えてください。

奈良 正直なところ、私たちカード会社のセキュリティ技術の進化とともに、不正利用の手口も巧妙化し進化しています。だからこそ、私たちは常に不正利用に攻めの対策を打ちながら、お客さまが安心してカードの利用が出来るよう守りを固めていかなければなりません。今後もそのスピードを緩めることなく、セキュリティ対策に力を入れていきたいですね。そして、自分たちの取り組みを外に向けても発信し、業界全体の不正利用防止にも寄与していけたらうれしいですね。
守屋 営業部門のときは、自分が企画したキャンペーンによってカードのご利用がどれだけ増えたかなど、比較的、評価がわかりやすい仕事でした。しかし、セキュリティの世界はそうはいきません。何事もなくて、当たり前。何かが起こるとお客さまにご迷惑がかかってしまう。ただ、今回の3Dセキュアの導入によって、このデータの使い方次第では、セキュリティ+αの価値を生み出せるチャンスも増えたと思います。営業も経験してきた自分だからこそできる、セキュリティ業務にも挑戦してみたいですね。
奈良 そうですね。この会社には、新しいことへの挑戦を止める人はいません。とくに、セキュリティの領域は、今まさに新しいテクノロジーが次から次に生まれている状況です。世間からの注目度も高い。そういう意味では、新しいことをどんどん吸収したい人、新しいことにどんどん挑戦したい人にとっては最適の環境と言えるかもしれません。