ファンに寄り添う
愛ある提携カードに。

講談社
エムアイカード

その手で、こぎだせ。

土田 晃平
カード営業部 法人営業第2グループ 法人営業第3担当
2015年入社

「化物語」「偽物語」といった人気作品を次々と生み出している西尾維新氏による小説シリーズ「〈物語〉シリーズ」。アニメやゲームもヒットし、コアなファンが多いことでも有名だ。この「〈物語〉シリーズ」に着目し、自ら提携カードの発行を持ちかけ、実現に向けて奔走し続けたのが、入社5年目となるカード営業部の土田晃平。今回はリリース直前の忙しさの中、入社前から「エムアイカードで変革を起こす仕事がしたい」と意気込んでいたという彼に、ここまでのプロセスとこの提携カードに対する熱い思いを語ってもらった。

変革が起こせるのは、ここしかない、と思った。

大学では経済学を専攻。金融業界の中でも、「クレジットカード」の利便性や将来性に惹かれ、この業界を中心に就職活動を行っていました。エムアイカードに決めたのは、発展途上の会社だったから。大手と比べてさまざまなことが未完成な分、これから入社する人間にとってはチャンスも多いのではと感じました。加えて、自社でシステムを持っていたことも魅力の一つ。自由度の高い提案ができそうだと思い、入社前から期待していました。大げさかもしれませんが、「変革を起こせるのは、ここしかない」と思ったのです。入社2年目で現在の法人営業チームに配属され、現在は“エムアイカードの提携カードを増やす”というミッションのもと、自ら提携先を探し、交渉する日々を送っています。まったくのゼロから、これまで世の中に存在しなかった新しいクレジットカードを生み出す仕事は簡単ではありませんが、その分、やりがいも大きな仕事です。

最初に超えるべき壁は、社内にあった。

このプロジェクトが動き出したのは入社4年目、昨年の秋頃です。エムアイカードといえば、比較的富裕層の40代〜60代の女性会員が多く、百貨店でのお買物の際にご利用いただくことが多いカードです。そこで、新しい提携カードのターゲットとして、そこから遠い領域を攻めるのが良いのではないかと考えたのです。20歳前後〜30代の男性で、お買物も娯楽もオンラインが主流の人たち。さらにデータを抽出してみると、アニメファンの消費行動に可能性を見出すことができました。しかし、最初は周囲から「その層は、エムアイカードにそぐわないのでは」と疑問を呈されてしまいました。でも、それは裏を返せば、これまで自分たちがアプローチできていない層だということ。私は自信を深め、社内を説得するためのデータ集めに奔走することにしたのです。

「〈物語〉シリーズ」との出会いに運命を感じた。

そして、他社の事例やDVD、グッズの売り上げ実績などを挙げ、アニメ業界がいかにアタックする価値があるかということを上司に伝えていきました。中でも、「〈物語〉シリーズ」は熱狂的なファンが多いにも関わらず、これまでに他社と提携カードを発行したことがありませんでした。驚いたと同時に、この出会いに運命を感じた私は、経営会議で提案する場を用意してもらい、経営層に直談判したのです。さらに並行して、「〈物語〉シリーズ」のライセンスを管理する講談社への働きかけもスタート。打ち合わせを重ね、双方の合意を取り付けました。

手探りで進み続けた、関係各社との調整の日々。

今回のプロジェクトで一番に心がけたのは「作品とファンを守る」ということ。
講談社のご担当者さまも、その点を最も懸念されていました。「作品を傷つけることはもちろんしませんし、提携カードを通じてファンの方々に感謝の気持ちをさまざまな形で還元することができます」と提携するメリットをお伝えし、交渉は細心の注意を払いながら進めました。一方で、このプロジェクトはエムアイカードにとっても前例のない挑戦でした。社内に進め方を聞ける先輩もおらず、自分が主体となってすべてを手探りで進めていかなければなりませんでした。加えて大変だったのは、関係各社との膨大な確認・調整の数々。提携先の企業だけでなく、Visaとの契約内容の確認や、印刷会社との調整なども必要でした。一枚の提携カードを世の中に送り出すために、どれほどたくさんの人や組織が関わっているのか。産みの苦しみを肌身で感じさせられました。

ファンのことを第一に考え、プロモーションを設計。

大変さの一方で、喜びも多いプロジェクトでした。この提携カードの券面のためだけに描き下ろされたイラストも完成。そのイラストを見たときには、自分も作品の一ファンとして感動しましたね。また、プロモーションの一環で、〈物語〉シリーズのゲームともコラボレーションをしました。普段、自分がユーザーとして楽しんでいるゲームに、仕掛ける側で携われたことは、非常にうれしい経験でした。社内にいる、〈物語〉シリーズのファンとも頻繁に意見交換をさせてもらいました。ファンが心から喜ぶ特典は何か、どんな情報をどのタイミングで提供したらみんなで盛り上がることができるかと、綿密にプロモーションを設計していったのです。自分がゼロから企画したカードが大勢の人たちの目にふれ、実際に使っていただけると思うとドキドキしますね。

ファンからの「わかってるなあ!」を目指して。

コアなファンの目線に立ってみると、好きなアニメのクレジットカードが発行されるというのはかなり大きなニュースなのではないでしょうか。いつも財布の中に入れておけますし、グッズを買うときにも利用でき、さらにポイントを活用して限定グッズも手に入る。日常生活の中にも、作品との接点が生まれるわけです。だからこそ私の目標は、ファンから「わかってるなあ」と思っていただけるカードにすること。ファンの心をくすぐるアイデアを散りばめた企画にしたいと思っています。当然、実際のビジネスとして考えたときには、予算や納期の問題もあり、実現する上で難しいこともままあります。でも、ファンとともに思い描く理想に少しでも近づけられれば、結果的に「エムアイカード、わかってるなあ!」につながり、当社のブランディングにも寄与すると信じています。

好きなこと、楽しいことだって、仕事にできる。

最後に、「〈物語〉シリーズ」の提携カードは発行することがゴールではありません。ファンの皆さんと一緒にどう育てていくことができるか。さまざまな施策を用意し、愛ある提携カードに成長させていきたいですね。さらに、このプロジェクトが成功したら、今回のケースをモデルに次はまた新しい領域の提携先との挑戦もしやすくなるはずです。例えば女性向けコンテンツや地下アイドルといった領域に飛び込むのも面白いかもしれません。働くならやっぱり、自分の好きなことや楽しいことを仕事にしたいですし、つまらないなら、楽しくなるようにしたいですからね。当社にはそれができる環境があり、年次を問わずチャレンジできるのではないでしょうか。そう考えると改めて、エムアイカードは新しいことに挑戦したい人にとって魅力的な会社だと思います。