クレジットカードのセキュリティコードとは?その仕組みと役割を解説
掲載日:2021年5月5日
更新日:2022年10月17日
クレジットカードには、カード番号とは別にセキュリティコードと呼ばれる数字が記載されています。セキュリティコードは、クレジットカードの不正利用を防ぐために重要な役割を担っています。
ここでは、セキュリティコードの仕組みと役割のほか、安全にお買物を楽しむための管理方法について見ていきましょう。
掲載日:2021年5月5日
更新日:2022年10月17日
クレジットカードには、カード番号とは別にセキュリティコードと呼ばれる数字が記載されています。セキュリティコードは、クレジットカードの不正利用を防ぐために重要な役割を担っています。
ここでは、セキュリティコードの仕組みと役割のほか、安全にお買物を楽しむための管理方法について見ていきましょう。
セキュリティコードは、クレジットカードのカード番号や名義人、有効期限などとは別に、セキュリティを保護するために設けられているコードのことです。安全にお買物を楽しむためにも、まずはセキュリティコードについて正しく理解しておきましょう。
セキュリティコードは、クレジットカードの券面に印字された、3桁または4桁の番号です。国際ブランドによって、桁数や表示位置、名称はそれぞれ異なります。
セキュリティコードが必要になるのは、主にオンラインショッピングです。オンラインショッピングでクレジットカードを利用する際には、カード番号や有効期限などのほか、セキュリティコードの入力を求められることが多くあります。これは、利用者の手元にクレジットカードがある、つまり本人がクレジットカードを利用していることの証明となり、第三者による不正利用を防ぐ役割を果たすのです。
セキュリティコードが記載されている場所は、国際ブランドによって異なります。それぞれどこに記載されているのか、詳しく見てみましょう。
・Visa
VisaのセキュリティコードはCVV2(Card Verification Value)と呼ばれ、クレジットカード裏面の署名欄に記載された3桁または、末尾3桁の数字です。
・Mastercard
Mastercardのセキュリティコードは、CVC2(Card Validation Code)と呼ばれ、クレジットカード裏面の署名欄に記載された3桁または、末尾3桁の数字です。
・American Express®
American Express®のセキュリティコードは、CID(Card Identification Number)と呼ばれ、クレジットカード表面のカード番号の右上に表示されている4桁の数字です。
・JCB
JCBのセキュリティコードは、クレジットカード裏面に記載されています。署名欄右上に表示されている7桁の数字のうち、末尾3桁がセキュリティコードです。
・ダイナースクラブ
ダイナースクラブのセキュリティコードは、クレジットカード裏面に記載されています。署名欄に表示されている数字のうち、末尾3桁がセキュリティコードです。
・銀聯
銀聯のセキュリティコードは、クレジットカード裏面に記載されています。署名欄に表示されている数字のうち、末尾3桁の数字がセキュリティコードです。
クレジットカードを使うときには、不正利用の危険性に注意しなければなりません。クレジットカードに関する犯罪の種類と、セキュリティコードの役割には次のようなものがあります。
スキミングとは、クレジットカードの磁気ストライプに記録された情報を専用の機械で抜き取って、不正利用する犯罪です。スキミングには、クレジットカード決済端末やATMのカード挿入口に細工をするといった、さまざまな手口があります。
セキュリティコードは、クレジットカードの磁気データには含まれない情報であり、スキミングによってコピーすることはできません。クレジットカードの現物がないとセキュリティコードを知ることはできないため、第三者による不正利用の防止につながります。
クレジットマスターとは、コンピューターの特殊なプログラムによって、実在するクレジットカードの番号と有効期限を割り出し、不正に利用する犯罪のことです。
セキュリティコードをプログラムで割り出すのは非常に難しいため、クレジットマスターの防止にも役立ちます。
メールなどで偽のWebサイトに誘導して個人情報を入力させ、クレジットカード情報などを盗み取るのがフィッシング詐欺です。
セキュリティコードはスキミングやクレジットマスターへの対策には有効ですが、フィッシング詐欺でセキュリティコードも含めて情報を盗まれてしまうと不正利用を防げません。オンライン上では、安易にクレジットカード情報を入力しないように注意しましょう。
セキュリティコードは、きちんと管理しておかなければ不正利用の被害に遭うリスクが高まってしまいます。続いては、セキュリティコードの取り扱いに関する注意点をご紹介いたします。
セキュリティコードが第三者に知られてしまうと、クレジットカード本体が自分の手元にあったとしても、不正利用されてしまう可能性があります。たとえ他人から聞かれても、決してセキュリティコードは教えないようにしましょう。
また、セキュリティコードが記載されているのは、クレジットカードの裏面または表面のみです。セキュリティコードをメモや写真などで保存することは、情報漏洩リスクの観点からおすすめできません。
セキュリティコードの情報は、クレジットカードの磁気データには含まれず、カード本体に印字されています。そのため、クレジットカード本体を盗まれたり紛失したりすると、第三者に不正に利用されてしまう恐れがあります。クレジットカードの保管には十分注意を払い、盗難や紛失の際には、すみやかにカード会社に連絡をしましょう。
オンラインショッピングなどでクレジットカードのデータを入力する際に、複数回セキュリティコードを間違えるとロックがかかり、カードの利用ができなくなることがあります。
これは、「入力者がカードの所有者ではない恐れがある」と判断されるためで、不正利用を防ぐ対策のひとつです。もしロックがかかった場合はカード会社に連絡し、解除してもらう必要があります。
クレジットカードには有効期限があり、一般的には更新時期になると新しいカードが送付されます。国際ブランドによっては、クレジットカード更新の際にセキュリティコードも変更になるケースがありますので、しっかり確認しておきましょう。
セキュリティコードは、クレジットカードの安全性を高めるためにとても大切なものです。以下のように、普段から適切な方法で管理するよう、心掛けましょう。
セキュリティコードは、クレジットカード本体に表示されているため、カードの利用時に第三者に見られるおそれがあります。そのリスクを防ぐには、セキュリティコードを隠す方法もあります。
但し、セキュリティコードを確認したりカード端末に通したりするときにすぐはがせるように、繰り返し使用できるテープやシールで覆うなど、カードが破損しない方法を選びましょう。尚、セキュリティコードを油性ペンなどで塗りつぶしてしまうと、カードの真偽が判別できずに店頭で利用できなくなる恐れがあります。
クレジットカードのセキュリティコードを第三者に知られてしまった場合は、カード会社に再発行を申請することができます。
オンラインショッピングで入力を求められることが多いセキュリティコード。入力が面倒と感じる方もいるかもしれませんが、セキュリティコードはクレジットカードの不正利用防止に重要な役割を持ちます。
適切に管理し、他人にセキュリティコードが知られることのないよう注意しましょう。
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